「毎朝この香りをつけると、推しに背中を押してもらえる気がする」
「推しの世界を言葉で表現するのは難しいけれど、香りならできる気がした」
いま、推し活の新しい形として「推し香水」が静かに広がっています。
オーダーメイドフレグランスの現場でも、推しのイメージを語りながら香りを選ぶ人が明らかに増えているといいます。
#推し香水 というハッシュタグがSNSで賑わいを見せ、専門のセレクトサービスも登場するほど、香りは推し活の表現ツールとして定着しつつあります。
では、自分の推しのイメージカラーから、ぴったりの香りを選ぶにはどうすればいいのか。
この記事では、赤・青・黄色・緑というメインカラー別に、香りの系統と具体的なフレグランスをご紹介します。
香りと色は「同じイメージを共有している」
推しのカラーから香りを選ぶ
——一見ユニークな方法に思えますが、実はこれには科学的な根拠があります。
長谷川香料株式会社の研究では、香りを色で表現させると、その色パターンと言葉による香りの評価が非常に近い形を示したことが報告されています。
つまり香りと色は、人間の脳の中で同じようなイメージを引き起こしているのです。
また色彩心理学の観点からも、色にはそれぞれ感情・印象・エネルギーのイメージがあり、そのイメージは香りの系統と対応関係を作りやすいとされています。
「赤=情熱・エネルギー」
「青=知性・冷静」
「黄=陽気・明るさ」
「緑=自然・安心」
——この色のイメージを香りに翻訳することが、推し色フレグランス選びの出発点です。
さらに推し活の文脈では、好きな香りが条件づけのスイッチになるという特性も重要です。
同じ香りをつけ続けることで、その香りが「推しとつながる時間」のシグナルとして脳に刻まれ、つけるたびに推しのことを感じられるようになります。
🔴 赤系のメンカラ推しに。
情熱・エネルギー・強さの香り
赤が持つイメージ: 情熱、エネルギー、大胆さ、強さ、存在感、勝負、愛
赤のメンカラを持つ推しには、圧倒的な存在感やエネルギー、情熱的なパフォーマンスをイメージする方が多いのではないでしょうか。
香りで言えば、スパイシー・オリエンタル・ウッディの系統がこの色と深く共鳴します。
スパイシーな香りは存在感と個性を持ち、ウッディは地に足のついた強さを表現します。
深みのあるオリエンタル系は、「近くにいるとなぜか惹きつけられる」という赤いキャラの魅力を香りで体現します。
おすすめの香り系統: オリエンタル / スパイシーウッディ / アンバー系
具体的なフレグランス
- ル ラボ「サンタル 33」
サンダルウッド×スモーキーレザーの深みある存在感。「近くにいるだけで圧がある」赤推しのために - ジョー マローン ロンドン「アンバー & ラベンダー コロン」
スパイシーでありながら知的。ステージで圧倒する強さと、素顔の温かさを持つ推しに - ディプティック「タムダオ」
サンダルウッドの熱を持った深さ。情熱的で神秘的な赤にぴったりのウッディ系
選び方のポイント
トップノートよりミドル〜ラストノートで選ぶのがコツ。
スプレーして5〜10分後の香りがその香水の「核」です。
赤のイメージに合う深みとスパイスがラストに残るものを選びましょう。
🔵 青系のメンカラ推しに。
知性・清涼感・静かな強さの香り
青が持つイメージ: 知性、冷静、信頼、清潔感、静かな強さ、誠実、深み
青のメンカラを持つ推しには、クールで知的、表に出さない内側の強さを感じる方が多いと思います。
「クールで、青が似合う人なんです。”清涼感””知的さ””静かな強さ”をキーワードに香りを選んだ」
——これはオーダーメイドフレグランスのサービスで実際に語られたある20代の言葉です。
香りで言えば、アクアティック(水系)・シトラス・クリーンムスクの系統が青のイメージに対応します。
爽やかで透明感があり、甘さを抑えたスマートな印象の香りが、青推しのキャラクターをまとうことができます。
おすすめの香り系統: アクアティック / シトラスウッディ / ホワイトムスク
具体的なフレグランス
- ブルガリ「プール オム オードトワレ」
ダージリンティーとムスクが心の平穏と知性を体現。
「表ではクールだけど内側に熱い誠実さがある」青推しに - エルメス「ナイルの庭」
グリーンマンゴーとロータスの清澄さ。
澄んだ水のように清潔で透明感ある青に - SHIRO「テイクイットイージー」
サイプレス×天然香料の清々しさ。静かな佇まいと内なる強さを持つクールな推しに
選び方のポイント
青系は軽くて持続力が短めな香りが多いため、オードトワレ(EDT)よりオードパルファン(EDP)を選ぶと長持ちします。
「存在はあるのに、押しつけがましくない」という青の特性を、香りの強さでも表現しましょう。
🟡 黄色系のメンカラ推しに。
陽気・明るさ・太陽のような香り
黄色が持つイメージ: 明るさ、陽気、エネルギー、好奇心、幸福感、親しみやすさ、元気
黄色のメンカラを持つ推しには、グループの太陽のような存在感、誰とでも仲良くなれる明るさ、観客の元気を引き出すパワーを感じる方が多いのではないでしょうか。
香りで言えば、シトラス・フルーティ・ライトフローラルの系統がこの色と共鳴します。
みずみずしくて甘くて、近くにいるだけで気分が上がる
——黄色の推しが与えてくれる感覚を、シトラスとフルーティの香りが体現してくれます。
おすすめの香り系統: シトラス / フルーティ / ライトフローラル
具体的なフレグランス
- アクアディパルマ「コロニア」
ベルガモットとシトラスの晴れやかな開放感。
まとった瞬間に気分が上がる、太陽みたいな黄色推しに - エルメス「オードゥ オレンジ ヴェルト」
ベルガモット×ミントの弾けるような軽やかさ。
明るくてとにかく元気な黄色推しにぴったり - ジョー マローン ロンドン「イングリッシュ ペアー & フリージア コロン」
洋梨のジューシーな甘さ×フリージアの明るさ。
誰からも愛される黄色推しの笑顔みたいな香り
選び方のポイント
黄色の推しに合う香りは、トップノートが命。
最初の30秒の印象が「明るい!」「元気が出る!」と感じるものを選ぶのが正解です。
シトラス系は揮発が早いので、ライブやイベント前に少し多めにつけてもいいでしょう。
🟢 緑系のメンカラ推しに。
自然・癒し・ナチュラルな魅力の香り
緑が持つイメージ: 自然、癒し、安心感、バランス、やさしさ、清潔感、親しみやすさ
緑のメンカラを持つ推しには、自然体でいつも穏やかな雰囲気、癒し系のギャップ、グループの中での絶妙なバランサーのような存在感を感じる方が多いのではないでしょうか。
香りで言えば、グリーン・アロマティック・ハーバルの系統が緑のイメージと対応します。
青葉や若草、ハーブのような清涼感のある香りは、「一緒にいると自然と落ち着く」という緑の推しの存在感を、身にまとう形で体験させてくれます。
おすすめの香り系統: グリーン / アロマティック / ハーバル / ウッディグリーン
具体的なフレグランス
- Aesop「エレミア」
ヒノキ×フランキンセンスの深い森の静けさ。
表に出さないけど実は深い、緑の包容力を持つ推しに - バイレード「ジプシーウォーター」
ベルガモット×インセンス×サンダルウッドの大地感。
「自然体で自分の軸を持っている」緑推しにぴったり - KITOWA「ヒノキ オードパルファン」
三重県産ヒノキの清々しい森の空気。
一緒にいると心が整う、癒し系緑推しのために
選び方のポイント
緑系の香りは**「好みが分かれる」**と言われますが、逆にそれが「推しっぽさ」を出しやすい側面もあります。
「他の誰とも被らない独自の香り」を目指すなら、ハーバル・グリーン系は特定の人だけがわかる推し色香水になります。
推し香水を選ぶとき、もう少し深める3つの問い
イメージカラーをベースにしながら、さらに「自分だけの推し香水」に近づけるための問いです。
① 推しのどの側面を香りにしたい?
パフォーマンス中の圧倒的な輝きなのか、オフの自然体な姿なのか、はたまた自分だけが知っているギャップなのか。
同じ赤のメンカラでも、スパイシーな香りとフルーティな香りではまったく異なる推しの顔を表現できます。
② 推しを「まとう」のか「感じる」のか?
自分がその香りをつけて「推しになりきる」ようにしたいのか、それともその香りを嗅ぐたびに「推しを思い出す」ようにしたいのか。
前者ならより強く個性的な香りを、後者なら肌馴染みがよくサトルな香りを選ぶのがおすすめです。
③ どんな場面で使いたい?
ライブ・イベント当日なら持続力のある濃い香りを。
推しのコンテンツを楽しむ部屋での時間なら、ルームフレグランスや柔らかいボディミストで空間ごと推しの色にするのもおすすめです。
まとめ
- 香りと色は脳内で同じイメージを共有している
——色彩心理学と香り研究が示す事実 - 赤(情熱・強さ)→ スパイシーウッディ・オリエンタル / ル ラボ サンタル33など
- 青(知性・清涼感)→ アクアティック・クリーンムスク / ブルガリ プール オム・エルメスなど
- 黄色(明るさ・陽気)→ シトラス・フルーティ / アクアディパルマ・ジョーマローンなど
- 緑(自然・癒し)→ グリーン・ハーバル・アロマティック / Aesop・バイレードなど
- 同じ香りをつけ続けることで「推しとつながる香りのスイッチ」が脳に形成される
- 色だけでなく「推しのどの瞬間を香りにしたいか」まで考えると、よりパーソナルな推し香水が完成する
香りをまとうたびに、推しを感じられる。 そんな「見えない推しグッズ」として、フレグランスをぜひ取り入れてみてください。




